僕が免許取消処分の軽減業務というのを取り扱って
もう25年以上になります。
その間に違反の傾向というのも随分と様変わりしてきまして
そもそも取消処分になる人というのもだんだん減ってきています。
これは単純に運転する人が減っているという理由もあるんですが、
1:車の安全性能が上がったことで事故の被害が軽くなった
死亡事故というのは近年加速度的に減っています。
とはいえ事故の総数と負傷者数の関係はほとんど変わらずに死亡事故だけが減っているという状態ですので、
実際には車の高性能化と医療の進歩の両面が原因だと思います。
ただ、被害者に対しても含めて衝突安全性能も飛躍的に高まることで事故による負傷が軽くなっていることはうかがえます。
その結果一発で行政処分に届くような事故が減ったのではないかと考えらえれます。
自動ブレーキ、歩行者検知機能、暗視装置など事故を未然に防ぐ機能もどんどん進化しているので
おそらく今後も事故による免許取消は減っていくと思います。
2:スピード違反で取消になる人が減った
草食化かどうかは知りませんが、
普段から飛ばす人も一昔前に比べて減りました。
また、これは僕の個人的な見方ですが
携帯電話の普及率+カーナビの普及率とスピード違反で免許取消になる人の比率は良い感じに反比例の関係にあるように感じてまして、
どういうことかというと、スピード違反の理由のうち《目的地に急ぐ》という行為が減ったからだと思います。
カーナビが普及することによって時間が読めるようになったこと、携帯電話が普及したことによって「遅れます」という連絡がしやすくなったことが
スピード違反が減った要因の一つではないかと思います。
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