先日の出張ですが
仕事以外にもう一つ目的がありました。
僕の事務所にも飾ってあるイラストですが、
これは以前レスリングの大会の後、
イラストレーターのヨシムラヨシユキ氏が殺人的な〆切の合間を縫って描いて下さった似顔絵で、僕の家宝です。
そしていただく際に写真立てに入ったものと、メッセージ付きの2枚をもらったんですが、
ふとこの一枚を血縁の中で唯一の理解者だった婆ちゃんにあげたくなったのです。
「喧嘩ばっかりして心配かけた世己だけど、
友達からこんな凄いプレゼントをもらえるくらいになったよ」というのを伝えたかったのです。
そんな気持ちになったのも最近の婆ちゃんの話を聞くと、現実論としてあと何回会えるのかな?という気持ちが募ったせいかもしれません。
そして形の上ではプレゼントとして頂いたものを他の人にあげるという暴挙ですので、作者たるヨシムさんに一言連絡するのが礼儀かと思いメールしました。
優しいヨシムさんの回答はもちろんOK。
しかしその後しばらくして「おばあちゃんの写真とかある?似顔絵書いて送るよ!」とのこと・・・
ちなみに連絡したのは出発前日の夕方、翌日夜には出発ですので残りは一日も無い状態です。
時期的にもいろんな締め切りも重なってるだろうに
できるとかできないじゃなく、やる!とばかりに
意気に感じてくださったヨシムさんです。
そして超人パワーと友情パワーで名作を仕上げ、
僕も奇跡的に動ける時間ができたので近くまで行って受取り。
いろんな想いが時間と偶然までコントロールしたように針の穴を通すがごとく渋滞もなく、
バス乗り場間違い事件はあったもののそれはタクシーのせいです(笑)
さて僕の婆ちゃんですが、現在94歳、来月には95歳です。
少し前に腸が壊死して切除手術をしました。
回復したものの退院後歩行困難の状態で思いっきり転倒して大腿骨骨折からの手術で、おそらく寝た切りになるだろうと言われました。
しかし短距離とはいえ自力で歩けるほどに回復し、御飯+おやつも何でも食べ、食事にお肉が少ないと言い出すくらいに元気になっています。
もちろん認知症などの気配は全くなし、
運動療法の担当がイケメンだからやる気が出ると一生懸命頑張り、
入院時38キロの体重が45キロまでリカバーしている超人っぷりで医者からも驚愕されているほどです。
そして久々に会った印象は
・・・前より元気になってる(笑)
握る手の握力も強かったですよ。
血色も良いしよく笑うし、
2枚のイラストを見せた時、僕が東京でプロレスラーになっていると勘違いしてスカパーの使い方を覚えた話とか、いろいろ話しながら涙ぐんでたんですが、それでも
「凄い誕生日プレゼント・・・あー、干からびて死ぬわ(笑)」と話すなど、まだまだ認知症には遠そうです。
ヨシムさんからはいろんなものをもらいましたが、今回もらった【心意気】は何物にも代えられない宝物になりました。
ありがとうございました。
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