『テラフォーマーズ』という漫画があります。
最近実写映画にもなったりしましたね。
少し前にはアニメにゲームにと・・・ファンを絶望の淵に叩き落してくれました(;´・ω・)
僕はこの漫画をミラクルジャンプで初めて読んだとき、「これは間違いなく一時代を築くな」と名作の誕生に歓喜に打ち震えました。
近年ではこの感覚を感じたのは・・・『からかい上手の高木さん』です。
そして後は御存知の通り文字通りのTFバブルは粗製乱造からの問題作を大量生産して壮絶に自爆してしまったということですが、
原作もかなり前からちょっとどうかなという流れになってしまっています。
僕としては
1:主人公側の一方的なパワーインフレ
人間側の方が圧倒的に強くなり、新技術も開発され、
MO手術も成功が当然、複数能力持ちも後付けでいくらでも可能、組み合わせも自由ともなれば、
それまでの能力の制約という魅力や多種生物の能力を人間の脳で使う戦闘方法が浅くなってしまった=能力と個性の結びつきが薄くなってしまった。
ゴキブリ側は軽い能力持ちや、マッチョ程度で個体の性能も印象としては下がっているので結局は人間同士の争いの中に割り込んでくるクリボーくらいの存在感しかない。
2:緊張感の欠如
初期の【ページめくったら死んでた】『重要キャラと思わせて惨殺』といった1ページ先も予想がつかない緊張感と疾走感が完全になくなっているのと、
キャラごとの行動に整合性も論理性も見えなくなってしまった。
3:思い入れキャラの使い捨て&ポッと出の重用
アネックス2号計画の時点で国家プロジェクトで集めた人員よりも
民間企業の方が能力も技術レベルも高いってどうなの?
さらに言えば思い入れが強くて個性的だったメンバーが『しょせん前座』みたいな扱いされたなら、
美味しいところだけ持って行く連中に対しての好感度はさほど上がりません。
でもまぁ僕自身でいえばメインテーマが地球VS火星から単なる内輪もめになったのが・・・
これが最初から予定されていたのか、何らかの大人の事情が働いたのかは分かりませんが、
スピード感をそのままで10巻前後で完結させていれば名作だったと思います。
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