今回は死亡事故の現場検証と調書のやり直しのため、現場検証に同行してます。
ちなみにこんな時はパトカーと一緒に道路脇に停めさせてもらえたりしますので、こういう形なら駐車違反にはなりません(笑)
これはどういう依頼かというと、大きな事故の場合最初の調書や現場検証の内容というのはとても重要です、しかし小さな言葉のかけ違いで依頼者様にとって非常に不利な調書が出来上がってしまうこともあります。
警察官にもいろんなタイプがいますので口下手な人もいますし、つい熱くなってしまう人もいます。
正義感が突っ走ってしまう人だっています。
犯罪者というだけで露骨に忌み嫌う人もいます。
でもそれを『悪い警察官』と断じるのではなく、相手の性格に応じて御依頼者様の利益になるように全体の流れをコントロールするのが真の法律家だと思います。
刑事訴訟法などの規定を持ち出して捜査手法を批判して、その場で担当警察官を言い負かして溜飲を下げることで依頼者に良い格好をする先生も散見されますが、それは完全に目的を履き違えています。
今回も一度取調べは完了した後でしたので、最初の入り口では担当警察官にケンカを売るにも等しい行為です。
しかしこの現場検証が終わった後は関係者全員が『正しい捜査ができたこと』で笑顔で『お疲れ様』と言い合うことができました。
法律を扱う仕事をする人にとって大事なのは、瞬間的に良い格好をするのではなく、口八丁で泡銭を掠め取ることでもなく、ただ依頼者の利益を追求すること、それ以外存在しないと思うのです。
行政書士内村特殊法務事務所
代表行政書士:内村世己
URL:https://www.seiki-office.jp/
東京都新宿区歌舞伎町2丁目45-5永谷ビル703
TEL03-5285-1840:090-9232-8731