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2017.07.01更新

本日ご紹介しますのはこちら

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『とある新人漫画家に本当に起こったコワイ話』です。

こちらは漫画家、佐倉色氏の商業誌デビューで起こった事件を出版社の実名まで挙げて実録漫画にしてしまったものです。

 

主なストーリーとしては、個人で細々と作家活動をしていた佐倉氏に商業誌デビューの話が舞い込みます。

もともと本業もあったものの漫画は好きで描いていた佐倉氏でしたし、その話に乗るのですが・・・

そこからがもう・・・俗にいう担当編集者というのがこれでもかというほどのアレ、

あらゆる業務に漏れなくミスを配分するというトンチキ野郎なのですよ。

打ち合わせの約束は忘れる、担当の方がやると言っておきながら東京に来る際の宿泊予約すらもしていないのは序の口、

少しニュースにもなった読者プレゼントのサイン色紙1600枚を作家の承諾も無く送って来る・・・

ちなみに僕はこの色紙事件については少し聞いたことがあって、当時は「できない仕事はできないっていうのもプロの責任」と思っていたのですが、本当に申し訳ない評価だったと反省したほどで、この事件では当初100枚程度だったものが後から後から追加小ロットの如く増えていき、挙句の果てには手抜きまで進める始末。

それでも佐倉氏はファンの気持ちは同じだからと最初からクオリティを変えないよう一生懸命に描き切ります。

 

作中で佐倉氏は何度も編集者にフォローを入れていますが、おそらく優しい性格からなのだと思いますし、おそらく担当編集には元々は悪意も無ければ害意も敵意も無かったのだと思います。

ただ圧倒的に、どうしようもないほどに、無能、無遠慮、無思慮、無責任とおよそ思いつく限りの仕事上の蔑称を付けたくなるほどなのです。

そして重大な場面では保身のために作家を自分の盾にしようとするような、人間的魅力とは対極にある生物なのです。

 

それでも佐倉氏はファンのため、そして大好きな漫画を好きでいたい気持ちと、1600枚以上の色紙を書く作業、さらにはマンガの重要な内容の流出やトラブルをTwitterなどでつぶやいたことに端を発するネットの風評、いわれのない批判、まとめサイトとのトラブル、更にそのトラブルでも全く助けてくれない件の担当編集・・・・

 

 真面目さと優しさと真剣さが言い訳と能無しと自己保身に押し潰され、責任感が心と体を削っていく様は可愛い絵柄がどんどん狂気を帯びていくようで、文字通り真綿で首を締めるような、それでいて殺意の無い殺人のような恐怖感を覚えます。

「辞めればいいのに」というのは簡単ですが、すでに始まってしまったファンとの関係を切るという選択肢はないのです。

 

ひとまず作品内では解決とまではいかないものの一段落は付いているようですので、最悪の読後感にはならないので安心ですが、

それでも仕事というものを考える際の参考書として肝に銘じる必要のある名著かなと思いました。

 

行政書士内村特殊法務事務所
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投稿者: 内村特殊法務事務所

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