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免許取消軽減ブログ

2021.01.23更新

瞬間の記憶を保持できない人

ちょっと興味深いニュースがありました。

信号無視で死亡事故 被告の女 無視した理由「考えているが分からない」 静岡地裁沼津支部
https://news.yahoo.co.jp/articles/9183c4bdeb5577608798aa83dfc13f035229e564

この被告人は赤信号を無視して交差点に進入して死亡事故を起こしたそうですが、当初「自分は信号無視はしていない」と否認していたようですが、その後の捜査で実際には信号は赤だったことが判明すると供述を翻し「自分の記憶では青だったと・・・」と当初は思っていたことや、なぜ見間違えたかなどは「考えているか分からない」と供述しているそうです。

普通の人なら「なぜ?」と思うかもしれませんが、実はこういう人は免許取消になる人にはかなりの割合で存在します。

簡単にいうと【瞬間的な記憶を保持できない人】です。
たとえば【1・2・3・4・5】と数えると、普通の人は『1~5までを数えた』と認識します。

しかし瞬間記憶を保持できない人は2くらいの時点で1から忘れ初め、4くらいで『忘れ』が追い付き、5になることには『忘れ』が現在を追い越してしまい、今何をしているのかを認識できなくなり、この5秒間の記憶が残りません。
こういう人が運転するとどうなるのかというと、まず信号を見る⇒赤信号だ⇒止まろう⇒視線を戻す⇒赤信号だったことを忘れる+止まろうと思ったことを忘れるという流れです。
ちなみになぜ止まろうと思ったことまで忘れるかというと、止まろうと思ったきっかけを忘れるからです。

そして僕らがあまりこういう人と遭遇しないのも、もちろん絶対数はそれほど多くないという事もありますが、こういう人たちも『元々知っている事』は特に問題なくこなせたりしますので、普段の仕事や元々知っていることから派生することなどは思い出すとっかかりがあるので人並みにこなせます。

ただしまるっきり新しいことや、新規の情報は認識できません。

こういう人たちが起こす事故として
道路横断しようとして車が来ていないか見る⇒車が来ている⇒この車をやり過ごしてから横断しようと考える⇒目線を戻す⇒さっき車が来ているのを見た事を忘れる⇒止まろうと思ったことをセットで忘れるが元々の横断しようという記憶は残っている⇒車が来ているのに横断開始⇒衝突事故・・・・というようなものです。

交通事故には「なんでこんな事故が起きたの?」と不思議に思えるものも少なくありませんが、その理由には【瞬間記憶が保持できない】人が起こしたものもかなりあると思います。

ただこういう人も免許証を取得する時にはまだまともだったはずですので、やはり脳の劣化というのはあるのだろうと思わざるを得ません。

最後にそうなっている人の簡単な見分け方ですが、多くの場合電話で話ができません。
それは少し前の話を忘れてしまっているので会話が成り立たない場合や、話しながら同時進行かつ話すよりも高速で忘れていくので単語の途中で止まってしまいます。
たとえば【長州力】と言おうとして『ちょうしゅうり・・・』で止まってしまい『長州力』と言おうとしたこと自体を忘れているような感じです。

脳の障害は多くの場合自分がおかしいという事を忘れてしまうので自覚できません。

そして恐ろしいことにこういう人たちはここ10年くらいで(僕の体感としては)数倍に増えているという事で、申し訳ないですがこういう人たちは一旦社会から隔離して再教育を施す必要があると思います

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投稿者: 内村特殊法務事務所

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