最近ネットなどで
「プロにタダでものを頼むというのは良くない」というコラムやTwitterが目に付きます。
例えば
イラストレーターの人に「ちょっとタダで似顔絵書いてよ」
音楽家の人に「ちょっと(楽器)吹いてみてよ」
弁護士に「ちょっと法律のことで教えてよ」
格闘家に「ちょっとローキック蹴ってみて」・・・これはあんまりないかな(*´ω`)
こういったことを聞いてくる友人知人に対して
「プロはその技術や知識を見つけるために膨大な時間や努力を費やしてるんだから、その恩恵を無料で受けようというのは虫が良すぎる」というのが主な論調のようです。
これは法律職でなくても仕事上専門的に何かを扱う人なら一度や二度は必ず体験することだと思います。
さてこの『プロにタダで頼むな論』に対する僕のスタンスは
僕自身もプロではありますが「一般層よりちょっと上くらいまでは時間の空いてる時ならタダでもいいんじゃないの?」です。
それに、そういうこと言ってくる相手はプロの本気が見たいんじゃなく一般層との差を感じたい、あるいはちょっと興味があるだけなんだから、そもそも本気の仕事をする場面ではありません。
世の中には『試食』『視聴』『試着』といった商品を知るために実際に触れてみることもよくありますし
僕の事務所でも初回相談は無料ですが、これって結局『何が何だかわからない、何が分からないかもわからない』という状態ではそもそも相談すべき内容なのかどうかも分かりませんから、まずは相談の前段階である現状の把握をしていただき、その上で有料の相談を使うべき事なのかを判断していただくという事です。
それに友人であっても一定の範囲までの無料で相談に乗るのであれば、それは一般相談者の無料相談も同じようなことですので、無料というとっかかりがせっかくあるのなら、その後の有料部分への足掛かりあるいは宣伝活動の一環にしても全く問題ないと思いますし、無料相談だけで解決するならそれもまた覚えてもらえるという意味で将来への投資と考えられると思います。
なので僕がもしイラストレーターなら『30秒で描ける絵ね』と言って自分の技術をアピールします。
音楽家なら『楽器って調整に時間がかかるから今ここでは音出せないから一回練習見に来いよ』と言います。
道路交通関連の相談なら無料相談の範囲と同じくらいで話します。
「ローキック蹴ってよ」と言われたら・・・・「ここで蹴ったらいろいろ問題が起きるから道場来てくれたら満足するまで蹴り込むよ」と言います。
嫌なことを聞かれているという認識だから真正面の反発で返してしまうかもしれませんが、プロなら、それを生活の糧にしているのなら、どんな問い合わせでも仕事に繋げる可能性を作るのもまた営業力の一つだと思うのです。
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