スルガ銀行不正融資事件なんかで融資を受けた側を『被害者』と表現することに物凄く違和感を感じます。
この人達が融資を受けた理由は【シェアハウス事業を始めて儲けようとした】わけであって、別に銀行から「借りないと殺す」のように脅迫されたわけじゃないんですよね?
もちろん預金残高の改ざんなどが本人同意の上だったのか銀行の内部処理だけだったのかは分かりませんが、自分で事業を起こそうとしているならばリスクを自分で取るのは当然のことで、手持ちの現金がほとんど無いような状態、あるいは現金を回せないような状態で億単位の融資を受けられることについて疑問も持たないような人は他の事業でも遅かれ早かれ同じ目に遭います。
またこういった投資金詐欺のような事件でいつも思うのは、仮にこのシェアハウス事業が上手くいってたとしたら、誰も何も文句は言わなかったはずです。
『融資を受ける段階で不正があったのだから私はこの事業での儲けは要らない!』などという人は絶対にいません。
つまりここで被害者と言われている人が提訴したりする動機は『騙されたから』ではなく『儲からなかったから』で、『経営の失敗』あるいは『博打の負け』と同じです。
「利益はもらうけどリスクは負わない」経営でも博打でもスポーツでも、そんな理屈は通らないと僕は思うのです。
ましてや銀行は一般の預金者から預かったお金を運用しているということであれば、もし僕がスルガ銀行に預金口座持ってたらこの方たちにも「みなさん消極的共犯者ですよ」と断じるかもしれません。
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