今回の御依頼は
前歴1回からの50キロ以上の速度超過12点で免許取消に該当した事案
で、結構多いパターンですね。
さて、
免許取消からの軽減の材料で最も大きい要素は、決め手になっている違反について何らかの事情があった場合ですが、ここでポイントになるのはほとんどの場合取消対象者は嘘を言ってるということです。
よくあるのが速度超過の場合に『後続車に煽られました』『体調不良でトイレに行きたくて』というものですが、僕の経験上これを言ってる人の90%くらいが嘘です。
そして警察官もそういう嘘は見抜いていることがほとんどですので、意見の聴取では取調べの調書が全て聴聞官の手元に揃っているわけですから、嘘と見抜かれている事を想定しての供述というのが必要になってくるという事です。
ただ今回の御依頼者様の場合、特に急ぐ理由などもありませんでした。
そして取調べの際にも特に嘘を言うことも無く正直に『特に理由もなく、あまり深く考えてなかった』と話しています。
実際スピード違反の最も多い理由は『特に何も考えてなかった』で、もちろん警察側もだいたい分かっています。
さらに前歴の処分理由のうち一件は「自分はそんな違反はやってない!」と主張して否認事件として争い、刑事処分については不起訴(罰金なし)の状態でした。
この否認して争う行為についてはプラスになることもありますしマイナスになることもありますが、今回の御依頼者様の場合はマイナス方向に作用します。
処分理由となる違反内容や取調べでの対応、そして前歴以前にも速度超過も何度もある違反歴は決して良くはありませんでしたが、今回の御依頼者の良かった点は取調べで嘘が無かったので、こちらからの主張や進め方に関しても『〇〇の時は△△』のような不確定要素を作ること無く完璧なプラン一本で全部収まりましたので僕としてもかなり安心感はありました。
結果はもちろん
1年間の免許取消を180日の免許停止に軽減成功。
お仕事上免許証は必須の御依頼者様ですので
良い結果をお届けできて良かったです。
運転免許取消処分の回避&軽減専門で30年!
内村特殊法務事務所:内村世己
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