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免許取消軽減ブログ

2019.04.23更新

死亡事故で逮捕されない事例というのは結構あります。

ちょっと連投になりますが
【池袋暴走事件の加害者が元官僚だったから逮捕されない】という論調もあるようで・・・直後に起きた神戸市のバス暴走事件では運転手は現行犯逮捕されていたということで益々『上級国民は逮捕されないのか?』という怒りの声も上がっているようですね。

さて、
僕は死亡事故での免許取消処分回避というのも扱ってますので加害者側からの話を聞くことがメインですが、実務上死亡事故では逮捕されること自体、実はそんなに多くないです。

というのも逮捕される条件というか、
1:逃亡の恐れがある
2:証拠隠滅の恐れがある
3:身元不明で誰か分からない
4:自殺の恐れがある
基本的には上記4つに当てはまるか、あとは個人的には被害者の遺族に殺される恐れがある場合にも保護のために逮捕している場合があるように感じます。

そして今回の二つの事故で逮捕される場合とされない場合についてですが、交通違反は基本的に大きい車の方が危険性が高いと判断されますので大型車で起こした事故ほど運転者の責任を重く取られることが多く反則金や罰金も高額になりますし、仮に(あまり好ましい書き方ではありませんが便宜上)加害者に全く落ち度がない場合であっても逮捕される場合もあります。

つまり事故の大きさや悪質性自体は、もちろん無関係ではありませんが逮捕の条件とはそれほど直結しているわけではないということで、むしろ加害者の人間的な部分が逮捕の決め手になっているように感じます。
だとすると今回の加害者の場合は身元がはっきりしていて家族の監視もあって、本人も怪我して入院しているので逃走の心配も自殺の心配もない、ということは他の人が同じような事故を起こしたとしてもやっぱり逮捕されない可能性は低いとはいえないと思います。

もちろんある程度現場の判断ですので、そういう忖度が全く無いかと言われれば、あるかも知れないし無いかも知れないとしか言えませんが、そんなに単純な話でもないということです。

ただ加害車両が大型車の場合は非常に高い確率で逮捕されていますが、免許取消が停止に軽減される可能性については僕の実感としては【同じ】ですので、入口の部分では大型車だから逮捕されたりすることもありますが、出口の部分では逮捕されていることが必ずしもマイナス評価にはつながらないということです。
また、極端なことを言えば逮捕されていようがいまいが主張するべきことは同じですし、逮捕されて平常心を失った取り調べで不利な供述をしてしまったのなら、出てからフォローすればいいのです。

逮捕された場合などはどうしても「自分が悪かった・・・」と自責の念に駆られることも少なくないですし取調べもそういう流れになってしまうこともありがちですが、だからこそ一人で抱え込まずに専門家の助言を仰ぐべきだと思います。

ちなみに報道で池袋の加害者が『さん』付けになってたりするようですが、僕はマスコミ関連には明るくないので、その部分はよく分かりません。

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内村特殊法務事務所:内村世己
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投稿者: 内村特殊法務事務所

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