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公式ブログ 毎日更新

内村世己 年中無休の業務日報

アーカイブ : 5月 2019

2019.05.26更新

たくさんの漫画を読んでいると、時々「これは!」作品に出合うことがあります。
もちろん連載が進んでいく毎に残念ながら尻すぼみになってしまうものも無いわけではありませんし、作品のせいではない部分で残念な展開になってしまうものなど様々ですが、「これは!?」という作品に出合えた時の衝撃は漫画読みとして代えがたい喜びでもあります。

今回御紹介しますのはそんな大作
【図書館の大魔術師】です。
※タイトル文字は口の中に書


ストーリーは
人間以外も様々な種族が住む世界のお話。
『書』あるいは【本】を知識を紡ぐ財産として大切に扱うその世界では図書館は知識の貯蔵庫として、また魔導の管理として、そして政治的な意味合いとして重要な位置を担っていました。

その一方、知識は万人に共有の財産であるという考え方の元に開かれた図書館を全国に配備し、身分の分け隔てなく誰しもが知識に触れられる・・・はずでした。

そんな辺境の町に住む主人公シオは二つの種族の混血として世間的には差別を受ける立場とはいえ、それに腐ることも無く一生懸命に生活していました。
しかし旺盛な知識欲は本に触れたいと思うものの被差別種族のシオは生活圏も貧民街に追いやられ、本来誰でも使えるはずの図書館も使わせてもらず、友人である図書館館長の娘からこっそり本を借りては返す日々でした。

そこに現れたのがとある事件の調査のために町を訪れた【カフナ】と呼ばれる中央図書館の司書一行、シオ自身もその事件に巻き込まれる中、カフナの一人セドナとの出会いや、それをきっかけとして司書になろうと決意して中央図書館に司書の試験を受けに出発するまで~試験の序盤までが1,2巻で描かれます。

さて、
僕は時々『絵の波長が合う』という表現をすることがあるんですが、この作品もとにかく絵が上手いです。
技術的な高さももちろんですが絵に対する愛情というか情念というか・・・魂を感じられる作画です。
更にストーリーとしてはとある事件をきっかけとした少年の冒険譚と王道といえば王道なんですが、王道って魅力があるからこそよく使われ、よく使われるからこそ王道足り得るというのを今更ながら実感します。
そして舞台になっているのは異世界で、幻獣、魔法といったファンタジー要素はあるものの、物語を紡ぐのはあくまでも人間であるということが息遣いまでも感じられるように伝わるのです。

決め場面での舞台がかった台詞回しも、場面ごとの区切りで描かれる壮大な世界やそこに詰まった人の思いまで描き切るような美麗かつ重厚な絵柄は魅力際立つキャラクターと合わさって早く続きが読みたい動的感動と、もっとこの世界を堪能したい静的感動のせめぎ合いはまるで、ある領域に入った格闘技の試合で痛みとか恐怖感とかも通り過ぎて、ただもっとこの時間を楽しみたいと感じる時の精神状態にも似ているかもしれません。

鳥肌が立つという表現がありますが。
無意識に総毛立つというよりも、持っている手に無意識の緊張が走って立毛筋を収縮させる・・・めったに逢えない名作だからこそ、じっくり正しく育って欲しいなと思います。

運転免許取消処分の回避&軽減専門で25年!
内村特殊法務事務所:内村世己
URL:http://www.seiki-office.jp/
東京都新宿区歌舞伎町2丁目45-5永谷ビル703
TEL:03-6356-7386 直電歓迎 090-9232-8731

投稿者: 内村特殊法務事務所

2019.05.25更新

大麻の所持で芸能人が逮捕されたとか・・・・

大麻がらみのニュースが出ると必ずセットで出てくるのが大麻推進派の人々です。
なんでも大麻にはいろんな効能があって利用価値も高くそして実際には依存性も低く、体への害もお酒や一般的なたばこよりも低いのだとか、本当でしょうか?

何かを主張する時に自分に有利なデータを採用するのは当然のことですので、推進派も規制派も真実あるいは本当に正しい科学的知見を持っていない僕らにとっては現状なるほどフムフムなレベルでしかありません。

なので専門家ではない僕としては素人の観点で考えてみたいと思うのですが、
まず依存性が低いという点については、気持ちいいものには何でも依存性はあると思いますので、依存性の有無については強過ぎれば規制対象ですが低いことは推進の理由にはならないと思います。
また、ゲートウェイドラッグなどと呼ばれるようにより強い薬物への移行、あるいは抵抗感の低下という現象もあるという意見もありますが、これについてはアルコール依存症の人がより強いお酒を求めたり、ニコチン中毒の人が喫煙量が増えるのと同じですので「だったら酒やたばこも規制しろ。」という主張も基本的には論点のすり替えとはいえ、まぁ辛うじて一理あると思います・・・もっとも、どっちがより悪いかは判断できませんが。

次に有用性ですが、わざわざ新規で規制解除しなくても既存の薬品で同様の効果は得られると思いますので、有用性に関しては気持ちいい以外に大麻でないとダメというものがあるとも思えません。
ただ、本当に無害なら選択肢としてダメな理由も無いよね、という感じです。

ここまでなら僕のポジションは「どっちでもいい」なのですが、
僕の大麻へのスタンスは【禁止派】です。

理由としては僕自身は害があるという説の方を信用しているということになります。

というのも僕の周りにも大麻推進派の人は結構いますし、海外で使ったという人もいます。
あるいは海外で使っている人に接していた人から直接聞いた話もありますが、
日本で大麻推進派の人たちの沸点の低さというか、相手の言葉尻を捉えて激高するまでの時間があまりにも短い人が多すぎるように感じるのと、人の話を聞かない人が多すぎるように感じます。

もちろん大麻によってそうなったのか、もともとそういう性格だったのかはわかりませんが、薬物による気持ち良さのメカニズムが脳のストッパーを緩めることによるものだとしたら、そういう人たちの薬物使用時の状況は一般的な人に比べれば危険性も高いと思います。

そして
タバコを規制する時の喫煙者
お酒を規制する時の飲酒者
バイクを規制する時のバイク乗り
AVやエロ本を見たい未成年
などなど

何かを規制する時にそれを嗜好する人からの反論という意味で考えた時、大麻の規制に関わる時の大麻推進派の人の行動には、正直なところあまり関わりたくない人が多く、そんな主張の方法がより世間との溝を深めて自分たちの内に向かう結果になっているように感じますし、海外では合法という主張で〇とするなら海外で死刑廃止だから日本も廃止っていうのと同じだと思いますので、僕としては現状大麻の解禁には全く賛同できないのです。

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投稿者: 内村特殊法務事務所

2019.05.24更新

最近の高齢者の事故でよく聞く理由が
「ブレーキが戻らなかった」という主張です。

本当でしょうか?
個人的には【事実としては嘘だけれども主観としては本当の場合もある】というのが実際のところだと思います。

衝撃映像のテレビなどで気球が飛んでいく時にロープを掴んだままで一緒に飛んで行ってしまう人なんていうのが放送されることもありますが、ああいうのを見る時「話せばいいのに(笑)」などと言う人もいますが、咄嗟の時には脳から「離せ!」という命令が発進されても筋肉が連動しないこともあるのです。
事故の瞬間に景色がスローモーションに見えても自分の動きはもっとスローになってて結局何もできないという状況もあります。

つまり機械の問題としてブレーキが戻らなかったのではなく、本人の運動能力の限界値としてアクセル(ブレーキ)ペダルから足を離せなかったということはあるかもしれません。

そして、免許取消の意見の聴取や聴聞会には事故を起こした高齢者というのもたくさんいて、かなりの人が「ブレーキが効かなかった」「アクセル(ブレーキ)ペダルが戻らなかった」と主張します。
それらは本人の感覚としては嘘ではないのかもしれませんが、やはり運転能力という観点でいえば問題があると言わざるを得ません。

もちろんそれは高齢者に限ったことではありませんし、ペダルの踏み間違いの事故は若い人でも沢山いる、あるいは場合によっては若い人の方が多いという意見もあるようですが、僕の実感として【ペダルの踏み間違いによる事故によって免許取消になる】というのは若い人にはほとんど見られませんし、事故一発で免許取消になることというのよほどの重傷事故を起こさない限りはめったにないので、それまでの細かい違反歴や事故歴の積み重ねと考えれば、やはり現実的には高齢運転者の危険性というのは指摘されても仕方ないと思います。

ただし、高齢者だからといっても運転技術が備わっているのであれば全く問題は無いと思いますので、取消処分の基準に達したとしても軽減措置を求めるのは当然の権利として年齢には関係ありません。

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投稿者: 内村特殊法務事務所

2019.05.23更新

今回の御依頼は酒気帯び運転での物損事故。
酒気帯びだけでも違反自体が非常に悪質と評価されますし、更にその状態で事故まで起こしているともなれば軽減確率は通常ならかなり低いです。

ちなみにネット情報などでは酒気帯びは絶対に軽減されないとか○○県だけで軽減事例があるなど諸説あるようですが、とりあえず僕の事務所では軽減事例はたくさんあるのでそういった情報は嘘か勘違いか都市伝説ということになります。

ただ厳しい違反であることには変わりありません。
とはいえ今回の御依頼者様は有利な条件が揃っているので全国の都道府県のうちAではほぼ何もしなくても軽減、Bでは絶対に軽減されないので引越し以外に手段がない、そしてCでは意見の聴取で決定という状況でした。

そして今回の住所地はC、というわけで僕の事務所の方でもう少し主張を強めて・・・

ここはちょっと処分書の印刷が薄くて見えにくいんですが、本来2年間の免許取消が1年間に軽減されました。

普通に考えれば大成功と言って良いのかもしれませんが
本当は180日の免許停止を狙いたかったです。

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投稿者: 内村特殊法務事務所

2019.05.22更新

今回の御依頼は【意見の聴取に行けなかったために免許取消が確定してしまった・・・そして取消基準の点数以降にもう一つ違反を重ねてしまっていた】という状況です。

いやはや、
なかなかハードですね(笑)

まず、なぜ意見の聴取に行かなかった理由は体調が悪かったからなんですが、特に死んでしまうような状況というほどではなく、聴取の前に変更を申し出た場合に認められるかは微妙なレベルです。
ちなみにこの日程変更も都道府県によってかなり差があって、単に仕事という理由でも変更してくれるところもあれば、妹の結婚式という理由の場合に式場の予約票を持ってくるように言われるところもあります。
まぁ本当だったら何の問題もないことですが、嘘の理由だったらなかなか大変ということですね。

そして一旦処分が決まってしまった後だと原則として再度の聴取はできません。
もしも処分に対して何か言いたいことがあるのなら処分書を受け取ってから裁判などの事後手続きで主張するのが法律上のルールですし、その場合ですと処分は決まっている=免許証は取消になっているわけですから現実的にはほとんど意味がありません。

ちなみに事後手続きでの主張は違反をしたかしていないか、あるいは成立するかしないかという『そもそも論』の〔争い〕になりますので審査のやり直しや寛大な処分をというのは論点にすらなりません。

更に今回の御依頼者様の場合には《取消処分の点数に達して以降の追加違反》という非常に大きなマイナス要素もあり、御本人様が再度の意見聴取をして欲しいと問い合わせた時にも「すでに処分は決まっているし、取消基準の後に違反しているんなら仮にもう一回意見の聴取をしてもやっぱり取消処分になります。そうなると開始が遅くなる分終了も遅くなりますから無意味どころかマイナスですよ。」という回答でした。

普通の専門家ならこの時点で「もう無理です。」という回答になりますが、それは法令上も実務上も決して間違っているわけではなく、むしろ正しい回答といってもいいくらいです。

しかし内村事務所は普通ではありません。
僕の事務所の場合まずこの御依頼者様が意見の聴取前に御相談を頂いて、適切な動き方で意見の聴取に臨んだなら軽減されたかどうかを考えます。
そこではじき出された回答は軽減率95~99%・・・というより同レベルの違反であればここ10年くらいでいえば100%・・・ということは多少強引でも意見の聴取を再開させなければいけません。

というわけで具体的な方法は企業秘密ですが、
まずは『終わってしまった意見の聴取をもう一回やってもらう』ようにして、
次に意見の聴取で軽減措置がもらえるように万全の対策を立てれば、一旦取消処分が確定していたとはいえ

普通の軽減処分書に戻りました(笑)


御依頼者様も仕事に車の運転が必須でしたので喜んでくださり何よりでした。

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投稿者: 内村特殊法務事務所

2019.05.21更新

今回の御依頼はひき逃げです。

さて、ひき逃げに限らず犯罪行為というのは基本的に『故意』つまりわざとやったことによって完成しますので、ひき逃げをしているという認識が無い場合は原則として成立しません。
ただし、認識がないはずがない、あるいはこの事故状況で認識が無いということ自体がダメ、という感じで事件として完成してしますこともあります。

例えば小学生と接触して「大丈夫?」と聞いたらその子が「うん、大丈夫・・・」と答えた場合、大人の立場で「怪我は無いんだな。」と判断してはいけないということです。
ちなみに被害者が大人で「私は怪我などしていません。面倒なので通報なんてしないでくださいね!全くの無傷なんですから!。」くらい言ってくれてる場合には人身事故という認識が無いということでひき逃げにはならないこともありますが、被害者がその通りに取調べで供述してくれる保障はありませんし、悪い人や事後的に当たり屋になってしまった人はそういうのを利用して「私の一言で貴方4年間免許取消ですか・・・いや、私はどっちでもいいんですけどね(笑)」と迫ってくる人もいます。

まぁ通報するということは自分を守るということでもありますし、
ひき逃げになってしまった場合、被害者が小さい子供だった場合や一般的にどう考えてもダメな場合であっても僕の事務所では逆転しているものも山のようにありますので、一度ちゃんとした事務所に相談するのをお勧めします。

少し話は脱線しましたが、今回の御依頼者様は被害者の存在に気付いていませんでした。
さらにもう一点、被害者の怪我は非常に怪しいです。
ちなみに被害者が怪我をしていなかった場合、つまり怪我をしているという主張が嘘だった場合は人身事故という前提が崩れますので当然ひき逃げではなくなります。

御依頼者様は今回の事故について、気付かなかった事は確かに落ち度だと思うが、気付くほどの衝撃でも無かったことや被害者の怪我がおかし過ぎるということでいくつかの弁護士事務所に相談しました。
しかしそこでの回答は「既に警察でも調書が出来上がってるんだからそこから覆すのは無理。」「行政処分は変えられない。」「時間がない。」言い分は様々ですが共通しているのは「私の事務所では受けられない。」という回答でしたが、僕の事務所の事も知ってはいたようですが、遠方ということもあって直接相談できるところから聞いてみたそうです。

この時点で意見の聴取までの残り時間は4日・・・・普通の事務所なら、たとえば1日8時間しか働かない事務所にとっては8時間×4日で32時間しか残っていませんし土日に業務をしないような事務所ならもっと少ないですが、僕の事務所は年中無休24時間体制ですので4日間ということは24時間×4で96時間残っているということですから、できることはいくらでも残っています。

そして意見の聴取当日にも補佐人として同席し・・・詳しい方法などは書けませんがもう一度審査をやり直しになりました。

手に持っているのは処分書ではなく『今日は処分しないで一旦保留にしますが、処分が決まらない間に他の違反や事故をしたらその点数も加算されてもっと重い処分になるのは御了承くださいね。』という誓約書です。
ちなみにこのひき逃げ再審査に関しては都道府県のうち『できるところ』と【絶対にできないところ】と《時々できるところ》がありますが、御依頼者様の住所地は僕にとってはほぼできるところだったので特に引越しなどをする必要もありませんでした。

何も対策を立てずに行けば免許取消し4年間でしたが、この再審査の間に有利な証拠を積み重ねて処分の軽減か点数抹消を狙っていきます。

手前味噌になりますが、
この一連の動きを『狙ってできる』のは正しい知識と正しい情報に基づいて正しい行動ができる僕の事務所だけだと思います。

免許取消し業務に関して、弁護士や行政書士に頼んだけど全く話にならなかった。
ネット以下の知識しか持ってなかった。
ネット情報の丸パクリだった。
未だに都市伝説を信じてる。
などなどいろんな声を聞きますが、僕としては「できないこと」を「できない」と言ってくれるなら良い弁護士、行政書士だと思います。
ただ、受任してくれたとして、その人がどの程度正しい知識を持っているか、あるいは正しい行動ができるかというのは結果が出るまで判別しようがないので、きちんと実績などで判断してほしいなと思うのです。

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投稿者: 内村特殊法務事務所

2019.05.20更新

5/26にパンクラスで試合が決まっているリトル選手です。
まだ追い込みの時期なので練習後も綱登りなどで出し切っています。

切れ切れの背中はカニみたいになってますね(=゚ω゚)ノ

ランキング入りもかかった大切な試合まであと一週間くらいですが調整も順調だそうで、リミット52.2キロまであと7キロくらいだそうです。

・・・こんだけ絞り切ったところからまだ7キロというのは、数字だけなら恐ろしいことに見えるかもですが、1週間前で6~8キロなら調整としてはほぼ完璧なペースですので、周りも特に不安視することもありません。

そして頑張ってるのは相手も同じことで、格闘家はリングの上だけではなく、そこにつながる生き様、生き方を背負って長くても15分程度、短ければ数秒の時間に賭けるのです。
そんなことを意識してみると、選手の一挙手一投足の重みにさらに意味が深まって感じられると思います。

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2019.05.19更新

千葉県の小学生虐待死事件は本当に痛ましい事件だと思います。

そして両親の裁判も進んでいく中で色んなことが明らかになっていきますが、
直接手を下した父親はもちろんクズ野郎なんですが、
それを止めなかった母親にも非難の声が上がっています。

たしかに娘への暴行を止められなかったことは結果として重大ですし通報などの方法もあったはずですので批判される面も確かにあると思います。

しかしそれは安全な位置からだから言えることで当時の母親の立場でそこまで考えらえる余裕があったかとすれば・・・母親を弁護士するわけではありませんが父親からの度重なる暴力によって心まで折られていたとしても無理はないと思いますし、継続的かつ強烈な痛みというのは反発する気持ちまで萎えさせてしまい、思考を停止させてしまいます。

『心の傷は治らない』などと言われるように、
精神的な苦痛が心を蝕むように、体に対する痛みも心をより痛めつけていくのです。

そして父親を通報したとしても死刑や無期懲役にならない限り戻ってくるのであれば
なおのこと「どうしようもない」という絶望感に苛まれたとしても、現実的に仕方ない面もあったと思います。

それに助けられなかった事を誰よりも悔やんでいるのは母親自身だと『思いたい』です。
もちろん弁護側もそれを踏まえて情状戦略を敷くでしょうし検察側はそれを崩しにかかるでしょうから真実が出るのはまだ先、あるいは内心の真実など永久に出ないかもしれません・・・

一番の被害者が女の子であることは明らかですが
ただ母親もこれからずっと自分の選択を後悔して自責の念に苛まれるのですから、わざわざ外野が安全な立ち位置から溜飲を下げんがために叩く必要は無いと思うのです。

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2019.05.18更新

免許取消の前段階として
『意見の聴取』という弁明の機会があるのですが、
僕の事務所でも【補佐人】といって聴取に同席して軽減に向けて意見を言ったり有利な資料を提出したり、場合によっては捜査のやり直しを要求したりすることもあります。

この補佐人については特に資格などは必要ではないので
極端なことを言えば誰でもなれます。

そして実際にどういう人がよく来ているかというと、
僕らのような法律職の人もいます。
家族もいます。
会社の上司というのも多いです。
少し変わったところだと市民団体の人や、〇〇協会役員というのもあります。

しかし本当の意味で正しい知識を持って正しいことをやってる人は一人もいません。
弁護士に限って言えば一般的な人身事故の場合であれば結果的に正しいことをしている場合はありますが、余計なことをすることによってメインの論点を弱めてしまっている人が多いので、そういう意味で本当に正しい行動をしている人は・・・僕はこの仕事初めて26年ほどの間で3人くらいしか見たことがありません。

弁護士でさえこれなのですから一般人にしてみればさらに間違った行動ばかりです。
そして会社の上司や〇〇会の役員といった肩書の人は変に張り切ると言いますか、ほぼ100%に近いくらいの確率で余計なことをします。
そして余計なことに必死になります。

僕はよく言うことですが、努力で最も重要なのは質でもでもなく《方向》です。
例えば東京から大阪に行きたいと思って北に向かって進んだとすると、北極や南極まで到達するほど頑張ったとしても大阪には永遠に到着しません。

しかし彼らは間違っていることに気付きません。
取消処分になったとしても「やっぱり軽減措置なんて無い。」とか「警察なんて・・・」と言い訳や八つ当たり先を探してしまいます。

それは【正しい行動をしていたらどうなっていたか】を知らないからです。

《正しい知識に基づいて正しい行動をする≫たったこれだけのことを運任せにしてしまう人を見る度、僕は可哀想な話だなと感じるのです。

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2019.05.17更新

ここ数日、タレントの高田純次氏の交通事故の話題で持ちきりですね。
当初は当て逃げと報じられていたこともあって「被害者が怪我してるんだからひき逃げじゃいか!」とか、有名人だとひき逃げと報じられないのはなぜか?のような何らかの特別扱いを受けているのではないかという声、示談交渉の不手際、かと思えば被害者側にも当たり屋疑惑が生まれるなどなんだかあらぬ方向にも広がりを見せています。

※続報で警視庁の見解として『当て逃げの事実はない』と発表されてますね。

というわけで、行政処分を業務として取り扱っている立場からいろいろ書いてみたいと思います。

ただ、僕も当事者ではないので報道などで見聞きできる部分での判断ということになります。

まず『当て逃げ』と報じられている部分についてですが、もの凄くざっくり分けると人身事故はひき逃げ、物損事故は当て逃げです。
そして人身事故は被害者が警察に診断書を出すことによって『負傷の立証』となって人身事故として完成します。

つまり怪我をしていたとしてもその時点で警察に診断書が出されていない場合は【状況としては人身事故でもまだ完成していない状態】ということもあり得ます。
また事故が夜間で大した怪我でもなく、翌日病院に行けばいいと思っている場合や、病院には行ったけどまだ診断書を出してない場合も珍しいことではありません。

そこで高田氏が現場で20万円払って示談にしようとしたといのは『人身事故にしないでお互いの話で終了する』という、本当はダメですが実務上はよくある話をしようとしていたということで、保険会社も軽傷であれば人身事故の届けを出していなくても人身の補償をしてくれることも珍しくありません。

ただそれでも一旦は警察に届けた上で話すべきですので被害者への当たり屋疑惑もこの辺りが発端ではないかと思います。
なお、被害者の怪我が胡散臭いという声もあるようで、実際被害者の怪我が不自然な事故というのは非常に多いです。
というか治療期間などから言えばむしろ胡散臭くない被害者というのは1割もいないと思いますので、大なり小なり負傷の程度を盛る被害者というのは・・・極論すれば保険金詐欺みたいなもんでしょうけど減価償却などで車の修理代も満額出なかったりする現実でいえば被害を補填するという部分ではある程度は許される範囲だと思います。

まぁ加害者側の依頼を受ける立場からだとそういう人はある意味敵なんですが、利害の一致で御依頼者様の処分軽減に協力してくれることもありますので、やはりどんな状況であっても御依頼者のプラスに転用できるのが真の法律家だと思います。

また、ひき逃げかどうかは負傷の事実があるかどうか、つまり無か有かが境目ですので、怪我をしているという主張自体が嘘でない限りかすり傷でもひき逃げはひき逃げです。

次にひき逃げという犯罪は現場からの逃走によって完成しますが、高田氏は接触の認識が無かったと当初主張していました。
これは『接触の認識が無い⇒事故という認識が無い⇒現場を離れた行為は逃走ではない⇒事故後の行動はひき逃げではない』という法的構成になります。
実際あまりにも小さい事故の場合は事故という認識が無かったとしてひき逃げにはならないこともあります。

そして被害者への疑惑の中で事故後数時間も交渉しているのに警察を呼んでいないというのもあります。
あまり知られていませんが、事故を報告する義務というのは被害者側にもありますし、法条文にも『直ちに』とありますので、この時点で被害者の行動も厳密にいえばあまりよろしくないんですが、もっと不思議なのは修理代+100万円まで出すと言われているのをつっぱねていたり、報道では『慰謝料1000万円という話も出たが』という言い分もあり、この1000万円というのがどういう経緯でどちらから出たのか、そもそもあったのかどうかも定かではありませんが、事故の規模や診断書では2週間という治療期間の怪我から言えば、被害車両の状況は分かりませんが満額の修理代+100万円というのは破格です。

その後高田氏側が弁護士を入れたことに不信感を持っているということですが、被害の請求だけで過失割合もそれほど揉めなさそうですので相手に弁護士が入ってもそれだけなら不信感を抱く理由になるとも思えませんが・・・まともに謝罪しないことに憤慨することもありますので「銭金の問題じゃない!」となったのかもしれません。
・・・だとすると最終的に受け取った賠償額が妥当な範囲に収まればなるほど義憤に駆られたと言われても納得です。

さて、被害者の当たり屋疑惑ですが、僕はよく言うことですが当たり屋とストーカーは多くの場合『いる』のではなく【なる】ものです。
そういう意味では今回の被害者はもともと存在する《完全プロの当たり屋》ではないと思います。

なぜなら前述のようにひき逃げは被害者が診断書を提出して人身事故になったことによって完成します。
ただし非常に大きな事故だったり現場から救急車で運ばれて警察も状況を把握している場合に被害者からの診断書提出が無くても病院から取り寄せてひき逃げになることはあります。
しかし今回のような軽傷であれば被害者が人身事故にしないと言えば当て逃げ止まりで違反としても大した処分にはなりません。
そして追いかけて捕まえてその場で話しているのであれば、ひき逃げになることもありますが、停止できるところまで2台で移動していたとしてひき逃げにならないこともあります。
もちろん当て逃げにもならないこともあります。

ここで余り手口を詳しく書くと模倣犯も出るかもしれませんが被害者を無くすためにあえて書くと御理解いただきたいところで、プロの一例として一旦現場で話しあった後「ケガも大したことないし・・・もういいよ」みたいなことを言って加害者に現場から離れさせ、その後に「話してる途中で逃げられた」と通報します。
その後「僕が診断書出したら貴方ひき逃げになりますよ、点数だと40点くらいかな?お仕事とか大変ですよね?僕はどっちでもいいんですよ・・・おや?芸能人の方でしたか?イメージとか大変ですよね・・・まぁ僕は本当にどっちでもいいんですけど(笑)」という感じで大金をせしめるという手口です。
またこの事故の被害者は示談交渉の様子を文春に流していますが、ガチプロならそれも含めて脅迫するはずですので、事故の後に金銭面か話題面か「この事故は美味しい」と思ったかもしれませんし、事故後の行動も後発的当たり屋を疑われても仕方ない面もありますが、個人的にはプロの当たり屋が芸能人を狙った事件ではないと思います。

事件の真相は分かりませんし根本的に高田氏の対応はアウトですが、法学には《クリーンハンズの原則》というものがあり、意味は『法律は、法律を守るものを保護する』という意味で、本来のルールから離れる行動にはそれだけリスクが伴うということでもあるのです。

今回の事故については加害者被害者双方とも『本来あるべき行動』ではないことを選択してしまったがために余計な負担を背負ってしまったということですね。

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