ネットの世界では斜に構えてみることが格好いいという風潮があるようで、
昔から言われていることに少し違った視点や表現で否定する手法というのはよく使われます。
スポーツは才能、
音楽は環境
ビジネスは運
みたいな感じで
努力の要素は必要ではあっても決め手ではありません。
で、先日聞いたのは『努力は報われる』という言葉は嘘だという感じで定番の格言みたいなのに違う目線で突っ込み入れて・・・今風に言えばマウント取るってやつですかね?
必死に頑張っても結果が出ないことでより一層落ち込んでしまったりできると信じることで辞め時を失ったりとかナントカカントカ・・・
でもそれを言ってる人ってなんで文字通り読まないのかなと思います。
『努力は報われる』と書いているのであって【努力すれば必ず希望通りの結果が出る】とは書いてません。
もしも努力によって希望通りの結果が出るなら、スポーツ選手は全員世界チャンピオンですし、ほとんどの人は億万長者ですが、必ずしもそうはなりません。
では希望通りの結果が出ていないことが報われていないのかといえば、そうではなく、《報われる》という言葉の意味はそれにふさわしいだけのものが返ってくるということで、言葉の意味からして「そのままのものが返ってくる」というのとは違います。
一生懸命頑張ったことは絶対無駄にはならないと思います。
もしも本当に無駄だったとしたら、無駄なものを一つ知ることができたわけですからそれもまた財産なのだと思うのです。
それにちゃんと結果を出している人はやっぱりきっちり努力してますよ。
錬金術の歴史の中で色んな物質や発見、あるいは法則が見つかったように狙い通りの報いが返ってこないからこそ世の中には広がりが生まれたわけで、対価は必ずしも真っ直ぐな折り返しとは限りません。
違う視点で否定するのではなく、違う論点で肯定したほうが、きっと生きてて楽しいと思うのです。
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