今回の御依頼は
被害者に全く落ち度のない治療期間3カ月の重傷事故です。
この場合通常なら違反点数が15点となりますが、被害者が重い処分を望んでいない場合には1ランク下がって11点になることもよくあります。
しかし今回の被害者は激怒しており連絡すらも拒否されている状態です。
ちなみに弁護士などがよく被害者の嘆願書をもらってくる場合がありますが、実はほとんどの場合効果が無いやり方になってしまっているのです。
もちろん企業秘密ですのでどこがダメとは言いませんが、それが現実ということです。
また、被害者の怪我がインチキである場合も1ランク下がることがありますが、今回の被害者が提出してきた診断書は治療期間としては適切なものでしたので、怪我は真正でした。
さて、こういう時にどうするかと言うと
それでも違反点数を11点にしてしまえば依頼者様は処分前歴も累積点数もないので60日の免許停止で済みます。
15点付いてから『取消処分の軽減』を狙うよりも、点数が付く前に【取消基準に届かない】ようにした方がメリットは大きいということです。
そして御依頼の時点でのプランは
1:相談のみの6,600円
2:少し僕の方でも動く63,800円
3:もう少し僕の業務が増える140,800円
4:更に僕の業務を増やす206,800円
厳密にはもう少し細かく分けられますが、大まかにはこんな感じでいくつか種類があったんですよ。
そして軽減成功率でいえば1だと約20%、2だと約80%・・・実は3と4については『15点だった場合の軽減率は上がるが11点で収まる確率は下がってしまう』のです。
なお、今回の御依頼者様の希望としては仕事上180日の免許停止でも死活問題になってしまうので何としても60日の免許停止で済ませたいということでした・・・ということはベストな提案は2ということになります。
結果はもちろん予定通り11点で60日の免許停止になれました(*´▽`*)♪
これを狙ってできる事務所さんって実はすごく少ない・・・というか完全に理解して業務にしているのはおそらく日本で内村事務所だけだと思いますが、、意見の聴取や聴聞に同行している他の事務所を見ていると明らかに間違った方法をたくさんやってるところは多いです。
やることを増やすということはおそらく金額も上がっていると思いますし、しなくても良いことをしてしまうことによって本来免許停止で済む人が免許取消になってしまう事例は毎回見つけられます。
もちろんそのやり方が間違いだということは六法全書にも書いてませんので法律論でいえば間違いとは言えないのかもしれませんが、現実としては大間違いなのです。
ですが他の事務所がどんなに間違っていたとしてもそれを直接本人に指摘するつもりはありません。
僕としては自分の後依頼者様に全力を尽くすだけです。
運転免許取消処分の回避&軽減専門で30年!
内村特殊法務事務所:内村世己
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