「漫画が好き」というと「今一番面白い漫画は?」と聞かれることも多いんですが、
まぁ面白いかどうかは人それぞれという大前提があるものの、自分が面白いと持っている漫画なら誰しも一家言あるのが好事家の常です。
そんな僕が今最も続きを楽しみにしている漫画がこちら
【バトルグラウンドワーカーズ】です。
ちなみにこちらは4巻の表紙です。
僕は基本的に漫画の感想を書くときは1巻~序盤の時点か、もしくは完結してからなんですが、この作品はその禁を破ってでも皆さんにお勧めしたい名作なのです。
以下は前回にこのブログでも書いた記事の転載です。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
元記事はこちら
『作者買い』などといいまして、だれだれの作品だから買うというのは、ある意味失敗を避けるという意味では非常に効率的かと思いますが、絵柄など最初から好みに合うことは分かっているわけですから好きな作品であることは多いです。
ただ、外した時の失望感もまた大きいのですが・・・
そんな僕にとっての作者買いで、働く大人に強くお勧めしたい漫画がこちら『バトルグラウンドワーカーズ』です。
【竹良実】といえばあまり世間的には売れっ子というイメージはありませんが、スピリッツ漫画賞受賞作【地の底の天上】を読んだ時に文字通り衝撃を受け、そして【辺獄のシュヴェスタ】でとどめを刺された感じです。
ただシュヴェスタのラスト3回くらいは少し残念な部分もあったんですが、そこは作者の実力というのとは違う部分なんだろうなと思いますので僕の中での評価が鈍ることはありませんでした。
ストーリーとしては、社会的にはあまり必要とされていない人達に届く『地球を守るお仕事』のお誘い・・・当然まともな仕事ではなく、エイリアンとも怪物ともつかない、人を殺すことを目的にしているような生物『亜害体』と人間とのバトル漫画で、人によってはテラフォっぽい雰囲気を感じるかもしれませんが、こちらは『RIZE』と呼ばれる人型兵器に乗り込んでの戦闘です。
ただ、第一印象として感じるのは『地味』だということです。
主人公はハイスペックとは程遠い凡人で訓練の成績も大したことは無く、ただ真面目なだけですし、戦闘ロボットのRIZEにしても格好良いとは言い難い、およそ機能のみの構造で、武器も機関銃など、レーザー光線や波動砲のようなハイテク兵器はありません。
というのもRIZE一機は22億円、作中でもパイロットの命の値段よりもはるかに高額であることが事あるごとに示唆されます。
一方正体不明の怪物と戦う仕事など普通に募集をかけても集まるはずもなく、高給と公務員の待遇に惹かれた半端者の集まりになってしまうのもある意味仕方ない面もあり、主人公自身もブラック企業で能無し扱いされながらも『世界を守る』という言葉に惹かれ怪しい誘いに応募したのがきっかけです。
ただ月並みとはいえ『世界を守る』という目的が意識を生む⇒立場や責任の自覚が人を変えることもあるということや、それを利用する人、意図的に隠された情報など、チーム戦だからこそ生きる構成も相まって、超人的な強さのエラが仲間を引っ張っていたシュヴェスタとはまた違う視点からの『強さ』が描かれます。
・・・とはいえ1巻の時点ではまだ地味という印象は拭えませんし絵のタッチも少し変わった感じがあります。
僕個人として作者買いをするとは言っても瞬発系の漫画ばかりがもてはやされる昨今の漫画界でこういった腰を据えて読むべき作品が受け入れられるのかという心配もありました。
そして1巻の展開も地味ならプロモーションも地味・・・よくある検索結果の横にバナーが表示されるようなこともありません。
でも、だからこそ!
1巻の巻末、次巻予告の【努力は裏切る、でもそれが分かってからが本当の勝負】の一言に2巻以降の熱さが集約されてるので、今後の売れ行きも含めてブレイクしてほしい作品ではあるのです。
ーーーーーーーーーーーーー転載終わり
そしてこの第4巻では物語が大きく動きます。
実は4巻の前半に関しては似たような展開の漫画やゲームは存在してはいました。
しかしそこからの後半は個人的には神展開と呼んで差し支えないと思います。
まだ4巻ですので今から買い揃えても、仮に気に入らなかったとしてもそれほど損失は無いと思います。
『とにかく面白いから読んで欲しい』そんなチープな感情論しか書きたくなくなる=内容については(4巻の部分を書いてもよく分かりませんし・・・)触れないようにしたい傑作だと思います。
運転免許取消処分の回避&軽減専門で30年!
内村特殊法務事務所:内村世己
URL:http://www.seiki-office.jp/
東京都新宿区歌舞伎町2丁目45-5永谷ビル703
TEL:03-6356-7386 直電歓迎 090-9232-8731