『親ガチャ』という言葉が流行ってますね。
簡単に言えば親が金持ちの方が有利っていうのは事実ですよね、って話です。

実際東大生の親の世帯年収は一般層よりもはるかに高いそうですが、
これは単純に高水準の教育環境を整えられるってことでしょうね。

また容姿や身長なんかも遺伝に関する部分も大きいですし、スポーツの才能なんて言うのもやっぱり遺伝的な要素は大きいと思います。

学歴以外の面でも経営者の実家も裕福なことが多いなというのは実感として感じていますが、これも失敗しても死ぬリスクが無かったり踏み倒しても怒られない資金だからこそ思い切ったビジネスプランを実行できるというのはすさまじいアドバンテージです。

そしてスポーツ選手でも両親が最高の環境を整えてくれるっていうのは現実論として存在します。
最高の環境とまでは行かなくても実家から練習に通ってるとか、仕送りが十分なので働かなくていいとかもある種親ガチャといえます。
また有名人の息子だからアマチュアのキャリアをすっ飛ばして大舞台のリングに上がれたりもします。

ですが、世の中に絶対に無いものが『平等』であるように
自分でどうしようもないもので人生の大半は決められると言っても、
それでも自分でどうにかなるところしかどうにもできないわけですよ。

愚痴っても何が変わるわけでもないのですから切られたカードで勝負するしかないという現実を憂いていても仕方ありません。

僕は若かりし頃司法試験の受験生と交際していましたが
親からの仕送りが3-40万円なんていうのは珍しくありませんでした。
なんなら合格なんてしなくても死ぬまで困ることは無いし、
相続とかの勉強さえしておけば大丈夫(笑)っていう連中もいました。

といってもスポーツの世界ならたとえ親が環境を整えてくれても本人が必死に頑張らないと結果は出ないのですから、なんだかんだいっても本人の頑張りは一番大きいです。
ただ現実論としてスタートラインが他の選手よりも前で、有利な環境だったという事実はあるわけです。

仕事だって完全に遺産だけで食ってるような奴だったり
親から無限すねかじりをさせてもらってるような奴でなければ多少なりとも本人の頑張りはあるはずです。

でも僕は嬉しいとか気持ち良いというのは落差が生むと思っています。
苦しい思いをして手に入れたものはその道筋まで含めて全部嬉しいけど
いきなり結果だけをもらってもその嬉しさは味わえない・・・みたいな考え方です。
たぶんそれは僻み根性が多分に含まれていると思います。

それでも心の底から「俺凄えぇぇぇ！」と思える気持ちよさは
こっち側で生まれ育っていないと味わえないと思いますし、逆転のカタルシス味わい放題なんて
何と楽しい人生かと、僕は自分を鼓舞します。

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