今回の御依頼は『道路上で寝ている人を踏んでしまった死亡事故』です。
文字だけで見るととんでもない人に感じますが、意外と多い事故で
忘年会など泥酔してというのもニュースなどでよく見ますが、泥酔者というのは年中いますので、
道路上で寝ている人というのが実際にはあまり珍しくないということになります。
そして道路で寝るという行為自体が違法ですので本来なら『違法行為までを予見する義務はない』ということで違反点数も無しにしてもらいたいところですが、
だからといって轢いてOKというわけもなく、やはり運転する以上【結果としての事故を起こさない責任】は付いて回りますので安全運転義務違反には問われてしまいますし、死亡事故ですので被害者の落ち度が大きくても道路状況などによっては15点が付いてしまいます。
※初期から適切な対処をしていればかなり被害者の落ち度が小さくても点数無しだったり15点だけど免許停止の通知が来たりします。
ただ今回の事故現場が被害者の自宅前で事故直後の凄惨な現場を家族も見ていて非常に処罰感情が強いこと、深夜とはいえ道路は非常に見通しもよく制限速度も低く通常の運転であればロービームでも発見できるという判定が下されてしまっていました。
またこういった事故の場合に刑事処分で罰金が無し=不起訴という決定が出ているとやや有利な証拠として使用できるのですが、
一連の流れから刑事処分では一般的な死亡事故に比べれば低額ながら罰金刑が確定してしまい、御相談を頂いた段階で多少不利な要素が積みあがっている状態でした。
とはいえ、
よく行く県警本部でしたのでスタッフも『こちらは悪くない』という主張をきっちりやり切り、結果は予定通り
180日の免許停止に軽減されました。
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