今回の御依頼は『追突事故』です。
事故自体は珍しくもありませんし、一般的な追突事故の被害者はむち打ちでかなり長期間の治療期間になることも多いです。
ただ実際にはこの治療期間は虚偽であることが多く、治っていること、或いは無傷であることを立証できない負傷内容ですし、別のアプローチとして痛みは無いが心配なので治療を継続しているというのもあります。
また中には3キロ程度の追突でも外出が怖くなってしまいPTSDになったと主張してくる被害者もいます・・・・
もちろん本当なら痛ましいことですが、その人の日常生活などを探ってみても外出できなくなるような人だったことは自分の事務所で扱った事案の中では一件たりともありません。
とはいえ、追突ということは被害者に落ち度の無い事故ですし、
全く無傷でないならば最も軽い負傷に基づく点数が付きますので、
通常追突事故の場合、いくら軽傷でも法令上の点数は5点になります。
ただあまりにも被害者が胡散臭い場合や、
取調べの段階で被害者から寛大な処分の求めが出ている場合などは5点ではなく4点になることもあります。
しかし加害車両にある程度以上のスピードが出ている場合、
4点になる可能性は極めて低くなります。
それを踏まえて今回の御依頼者様の場合、被害者は事故から1カ月後の主張として頭痛が止まらない、眠れない、痛みも引かないと定番の主張をしてきます。
これが本当なら気の毒ですが、非常に疑わしい主張でした。
加えて御依頼者様はこの事故の前に既に免許停止の処分前歴が2回ありますので、この事故で5点が付いてしまうと免許取消の基準に達してしまいます。
そして追突時にはそこそこスピードも出ていましたので、通常のやり方で4点以下になることは可能性は低い状態でした。
また御依頼者様の会社は2か月運転ができないと解雇の可能性も示唆されており、仮に4点になっても前歴2回の4点では150日⇒短縮講習を受けても80日になりますので失職の危険性も高まります。
ということは今回の事故の点数を2点に抑えなければならないということでしたが・・・
適切に動いた結果

予定通り2点で済みました。
今回も超常現象をお届けできて良かったです。
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