死亡事故その2

お電話でのお問い合わせはこちら
03-6356-7386

死亡事故軽減処分書I

被害者に重大な違反のある死亡事故15点による1年間の免許取消
⇒150日の免許停止+罰金なしに軽減成功

相談60分/8,640円+書面作成2種類+証拠収集等/97,200円+意見の聴取に同行/70,200円=176,040円

死亡事故の場合、加害者の責任が大きい場合は22点、
被害者にも一定以上の落ち度がある場合には15点が付されます。
ただ、前歴も累積も無しの状態だとしても、どちらも1年間の免許取消に該当してしまいます。


今回の死亡事故でも点数は15点ですが、
これは事故原因が被害者の違法行為によるものだからです。

しかし警察官の中には正義感が捻じ曲がっているというか
法律よりも感情を優先させたり、悪人を倒すためなら法律は後回しでいいと考える人も一定数は存在しているようで、この御依頼者様も取調べの際に『運転するってことは事故が起きないように運転しないといけない』という事を何度も言われてきました。

もちろんそれはその通りです。
しかしどんな状況でも事故が起きない運転などというのは暴論です。

今回のような場合、事故直後に御相談いただいたのであれば『点数が付かない』のを狙っていきたいところでしたが、御相談時点で既に点数登録は完了して意見の聴取の呼出しも来ているところでした。

そこで意見の聴取用の主張や、加害者に落ち度は無く、被害者の方こそ責められるべきであるという立証を書面化して、当日にやり取りや事故調書の不備なども指摘できるように補佐人として同行することに、
結果は見事に軽減成功!
通常の軽減であれば1段階ですので
『一番軽い取消処分』からは『一番重い停止処分』に軽くなるだけなのに、
今回の聴取ではさらにもう一段階の軽減が加わり【150日間の免許停止処分】に軽くしてもらえました。

そしてこの処分が執行されるとき
御依頼者様は涙ぐんでしまいました。

免許証を失うかどうかで今後の生活が破綻するかどうかの瀬戸際でしたので
感激もひとしおなのでしょう。

それを見た警察官は
優しく声をかけてくれます。

その後僕の方を見て「妥当だろ(笑)」と一言、僕も「妥当ですね(笑)」と一言、実はこの警察官とはそれまで何度もやり取りしているのであまり多くを語る必要もありません。

それ以外の時間も警察本部の免許課のトップどころと直接話したりもしましたが
やはりみんな言うのは「俺たちはきちっと処分したい、もちろん審査は厳正にしている。
そこは分かってくれるよな?」ということです。

警察というとむやみに敵視する人がいますがそうではなく、
むしろ協力して適切な処分、あるいは幅のある処分執行のうち最大限被処分者の利益になるような処分執行を受けられるように正道を行くということです。

御依頼者様と警察本部を後にする時
偶然外で担当警察官と会いました。
「いい先生に頼んで良かったじゃない(笑)」
そう言ってもらえる仕事であることに誇りが持てるというものです。