まず今回の御依頼者様の場合、ネットなどで情報を仕入れている方ほど「もう駄目だ」と思ってしまいます。
と言いますのも、ネットなどの情報では『〇〇県は厳しい』という情報がまことしやかに流れています。

しかし実際は全く違います。
ネットで甘いと言われている都道府県でも違反の種類によっては軽減率がほぼ0%だったり、逆に厳しいと言われている都道府県でも違反の事故や内容によっては軽減率が異常なほどに高かったり、あるいは点数抹消率が高かったり、いろいろです。

そして今回のテーマは免許停止の前歴は2回、その後に事故で5点、もうこの時点で取消基準に該当します。
ところが違反日は伏せていますがこの御依頼者様、事故の翌日に通行禁止で取締りを受けています。

傍目に見れば何も反省していないと言われても返す言葉もありません。
更に、ネットなどでは日本で一番厳しいと言われている県です。

しかし僕にとっては、この御依頼者様のような場合にはむしろ軽減率の高い県です。

ただそのためには主張の一言まで神経を行き渡らせなければなりませんし、受け答えの一つ一つまで完璧にしなければなりませんので当日は意見の聴取に補佐人として同行しました。

実は聴聞官は何度も顔を合わせているので「おう先生(笑)」みたいな感じであまり意地悪なことも言われることもなく完了。

意外なほどにスムーズに軽減は成功しました。