友人の元プロ格闘家のパーソナルトレーナーは、よく高校生の部活にも筋トレ指導に行くそうで、時代も変わったというか、僕らの時代は練習中に水を飲んではいけないと言われた最後の方の世代で『気合い入れ』という名目でのシゴキというか暴行傷害も日常茶飯事、うさぎ跳びで壊れる膝なんて役に立たないとか弱い箇所があれば毎日同じ部位を限界まで追い込む筋トレとか・・・まぁ時間と労力をかけて必死に無駄を積み上げてたわけですね(笑)
さて先日とあるスポーツ番組を見ていると、ゆとり世代で個性を尊重するようになったからこそいい選手が増えてきたというような事を話していましたが、僕は違うと思います。
もっと単純な理由で授業時間が減った分練習時間が増やせる、あるいは休息時間が増やせるというのが実際だと思います。
そういう意味では今のスポーツ選手のレベルというのは凄い勢いで上がってます。
もちろん同じ競技であれば時代が新しいほどレベルも上がるものですが、その曲線が年々急角度になっていると思うのです。
これはやはり練習方法とか、運動理論なんかの発展でしょうね。
古い考え方の元スポーツ選手なんかはそういった今の選手たちを見て『楽に強く、上手くなれる方法論を先人が作ってくれたんだからいいよな』などと言う人もいますが、実際に現代の学生の方が良いかといえばさにあらず、僕の考えとしてはそういうことはトップクラスはみんなやってるんだから、全体的にハイレベルになっていくということは才能だけでは勝てなくなっているという意味で、勝つことの難しさはむしろ上がってるんではないかと思うのです。
体育会系の人、あるいは体育会系にかぶれている人はよく「俺たちの時代はこんなもんじゃなかった」と言いますが、方向性が違ったり苦しさの中身が違うだけで本質的には何も変わってないと思います。
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