今回僕も泣きを見たコンパートメント症候群の痛みの進行具合について。
痛みのイメージはですね。
まず筋肉ならどこにでも起こりうるんですが、脛部分がほとんどだそうです。
最初の兆候は「なんか妙に痛いな・・・」というくらいで
もうこの時点で普通に歩くことはできません。
その時に脛が全体的に腫れていたらコンパートメント症候群を疑う方が良いと思います。
そのまま適切な処置をしていと、すぐ~翌日くらいに耐えられないレベルの痛みと不快感がセットでやってきます・・・が、この時点ではまだ市販のロキソニンなどの痛み止めでしのげます。
ただ、だんだんと痛みのピークが高くなってきます。
そして筋組織の壊死が始まるともう市販レベルの痛み止めでは全く効果はありません。
さらにその頃になると痛み止めを飲まないとおよそ会話もできなくなっているので、
壊死が始まった後の痛みに関しては「痛み止めが効かないのか?もしかして効いててこれか?」と精神的にも叩きのめされ始めます。
たぶんその時に切断を持ちかけられたらほとんどの人は即決すると思います。
次の段階に進むと不快感は痛みにかき消されて『痛い』以外の思考が停止して、
自分が何話してるのかもわからなくなり次第に上下左右の感覚も分からなくなります。
僕の場合はスタッフに救急車呼んでもらったことは覚えてますが、
どうやって乗ったかの記憶は断片的で病院までの移動というより時々景色が変わるという感覚です。
最終的な痛みの感じはひざ下から足首までにガソリンを垂らして火を点けて、
骨の内側から釘バットでぶん殴りながら、焼け火箸で骨から筋肉をねじるように引き剥がしていくような感覚です。
もちろん内圧も限界値を越えているので圧痛も同時進行で
とりあえず痛くて死ぬとか痛くて気が狂うとかっていう現象が十分にあり得ることを実感します。
日本人って我慢することを美徳のように感じることが多いんですが、
少なくとも痛みに関しては我慢してもロクなことにはならないと今回の件で痛感しました。
ただ、これを別の件に置き換えてみれば
免許証を失うかもしれない瀬戸際の御依頼者様なのですから
このくらい苦しんでいることを意識しなければいけないと再確認した一件でしたので
今後の業務のクオリティもより高められると思います。
そう考えると
死なない限り経験は財産ですね。
行政書士内村特殊法務事務所
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