スポーツ番組やニュースのスポーツコーナーには御意見番的な元有名選手がいますが、最近では老害などと揶揄されていることも多いです。
そこで必ず出てくる台詞が「最近の選手はナンタラカンタラ」、先日「最近のピッチャーは走り込みが足りないから、よく肩を手術するんだ」なんだとか・・・まぁ走り込みと肩は関係ないと野球素人の僕は思うんですが、これって格闘技でも似たようなことを言う人は多くて、曰く「昔の選手の方が頑丈だった」「昔の選手の方が根性があった」などはよく聞かれます。
果たしてそうでしょうか?
僕はそうは思いません。
まず精神力という面でいえば確かに平均値は下がってると思います。
昔はそれこそ他の道では生きられないって覚悟で始める人が多かったでしょうし、昔は負けたら本当に死ぬしかないって状況も珍しくなかったと思います。
ですが、トップ選手の精神状態にはそれほど差は無いと思います。
『生きたい』よりも『勝ちたい』の方が大きいだけで、大きさそれ自体は同じくらいだと思います。
次に体の強さはどうでしょう?
これも根本はそれほど大差ないと思います。
表現としては適切ではないかもしれませんが、技術が未発達な時代は才能だけで勝てますが、ジャンルが成熟するほどに才能だけでは勝てなくなります。
野球でいえば変化球だったり、その他色んな技術だったり、例えば高校野球のピッチャーの平均球速は年々上昇していますが、これも早い段階からピークを高めないと勝ち残れなくなっているということでしょうし、数字に出ない変化球の曲がり方なども凄まじい進化のようです。
その上にプロがあるのなら、すでに上限に近いフィジカルに上乗せするのは技術だったりむしろケアの方法だったりするのではないでしょうか?
僕はスポーツのジャンルを問わず最近の選手に怪我が多いのは、競技の進化が人間という生物の限界を超えたところで勝負するようになってきたからだと思います。
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