僕も40代半ばを過ぎて「あいつ死んだよ」という話を聞く機会も少なくなくなってきました。
でもそれが年下が死んだという話を聞くのは未だに慣れません。
つい先日も道場の後輩が亡くなったという話を聞きました。
プロ目指してとか、ガンガンに追い込むとかって感じではありませんでしたが
先輩後輩という関係を大切にして、僕が帰る時にこっそり靴を揃えているような奴でした。
新しいコンビネーションを教えると嬉しそうに何度も繰り返していました。
強いか弱いかでいえば決して強いとは言えませんが、みんながみんな選手としてやっているわけではなく
健康の為だったり、あるいは精神的な充足だったり、理由は何でもいいと思います。
心身のバランスを保つためにスポーツをするのはとてもいいことです。
格闘技が好きというのももちろんあったと思いますが、格闘技に関わる空気感というか
そこに集う人間が好きだったんじゃないかなと思います。
亡くなったことについても人づてに聞いただけですので
あまり細かく詮索するつもりもありませんが、
同じ時間を共有した者として、覚えておくことも供養の一つだと思います。
僕にとって『魂』っていうのは
誰かが覚えてくれている記憶の事なんだと思っています。
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