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免許取消軽減ブログ

2021.11.13更新

今更ながら『人間失格』

太宰治の『人間失格』といえば
おそらく知らない人はいないほどの有名文学作品ですが
僕自身はといえば中学生くらいの頃に読んでそれっきりだったので内容はほとんど忘れていました。

そして漫画版も何本か出版されているという事だったので
おぼろげな記憶をなぞりながら、まずは手始めに漫画版から踏み込んでみました。

第一歩目はホラーテイストに味付けされた人間失格

そして現代版に再解釈された人間失格

両作品ともさすが実力派の作家さんです
原作の味わいに作家性を加味して新しい人間失格を描いているように感じるのは当時の自分には読み解けなかった物語が記憶の蘇りと共により強く心情を図ることができるようになったからではないでしょうか?

そして原作をなぞった人間失格

こちらはピンポイントで良い所もあるんですが、やや物足りないところもあり、僕は比較的原作至上主義に近いのでよりそう思ってしまうのかもしれません。
とはいえ人間失格の入門には良い頃合いかと思います。

そして原典『人間失格』

・・・
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なんですかね?
この感じは?

『私は、その男の写真を三葉、見たことがある。』で始まるはしがき、そして『恥の多い人生を送って来ました』で始まる本編は
各紙で多少のアレンジはあるものの今回でも何度も読んできました。

しかし文字にすると何かが違うのです。
スッと入ってくる絵の表現と違い、ただ文を読む時の「分かった」という感覚とも違う、
文字で表現されている言葉に心情を見通してしまっている・・・と感じる自分がいるわけです。

当時はこういう感覚は感じませんでした。
おそらく僕自身の読む力が上がっているせいかもしれません。

そして読み進めるうちにさらに感じるのは
『面白い』ということです。

全く好感度も持てない主人公なのに
その様を読んで同情でも嫌悪でもなく、その世界を堪能しようとしている僕がいるのです・

僕は絵画の凄さというのは見た人の感情を揺さぶるポイントを押さえて描かれているものだと思ってますので、偽物であっても全く同じに描かれればその効果という意味では同じでないといけないと思っています。

文学作品にも人の『何か』を『どうにかする』ポイントが仕込まれているのかもしれません。

人間失格、面白いです。

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投稿者: 内村特殊法務事務所

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