このブログにも時々登場する
パンクラスの世界ランキング5位のリトル選手です。
この写真時は計量まであと数日で
「あと3キロくらいなんで、順調っす(笑)」
元々太ってはいないので減量幅はそれほど大きくないのですが軽量級の選手にとってここからの3キロ弱は文字通り『動ける要素以外をどこまで削ぎ落とせるか』になります。
といってもリトルもベテランですし、減量スケジュールもある意味『いつも通り』でリミットの52.2キロまでは予定調和です。
そんな今日は計量前の仕上げ段階でしたが
「あとは水調整だけです(笑)」
と見るからに不健康な状態でウィンドブレーカーを着込んで練習後
簡易テント+パネルヒーターで出し切ります。
※鍛えぬいた格闘家+周りに知識のある人がいるからできる行為ですので、普通の人は絶対に真似してはいけません。
さて、減量という行為に対し『なんで弱くなるようなことをするの?』と無差別至上主義の人たちは嘲笑する向きもあるようですが、
例えば『重いものを挙上できる』というのが強さなら減量することは基本的に弱くなることと同意です。
もちろん筋肉量を落とさずに脂肪だけを落として出力効率を上げるための減量であれば強くなる減量ともいえます。
しかし格闘技の減量は最終的には出力自体も下がります。
それでも減量するのは人それぞれ考え方もありますが、
僕の場合でいうと『最速で動ける体と頭になること』です。
格闘技で相手に与えるダメージは筋力や体重も加算要素ですがもっと大きいのはスピードです。
強く当てることよりも速く当てた方がはるかにダメージは大きくなりますし、意識の外から当てればさらに大きくなります。
また減量後半くらいから頭も冴えます。
途中段階では思考は鈍るんですが、最終的には感覚が鋭敏になりますし落ち切った体重にエネルギーを入れるとさらに一段階、感覚にブーストがかかるような感じになります。
試合というの相手も同じような状態になっているということです。
そういう意味で『殺傷力を最大値にするため』に減量するということなのです。
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