色んな楽曲で「デビュー直後の時期の方が好きだった」っていうファンっていますね。
これも色んな理由があると思います。
中には売れてから好きになったと思われたくないファン心理なんていうのもあるかもしれませんが、大抵言われるのは『素が出ている』です。
さて、素って何?と言ってしまうと身も蓋もありませんが、これも人によっては『売れ線に走った』という人もいます。
僕としては作風が変わるのはある程度仕方ない面もあると思いますし、好きか嫌いかは作品ごとに判断すれば良いと思っているので『いつ作ったか』というのは評価対象にはなりません。
ただ、素というか味わいが濃いというのは往々にしてある話で今回御紹介します
【吾峠呼世晴短編集】でも如実に表れていると思います。
ちなみに読み方は【ごとうげこよはる短編集】
今をときめく鬼滅の刃の著者です。
この短編集は鬼滅の前身にあたる読み切り『過狩り狩り(かがりがり)』をはじめとして、4本の一話完結のお話が収録されています。
僕は鬼滅の方を先に読んでいたのですが、連載初期から「ジャンプっぽくない」という声は結構ありました。
ただその一方で着実に根強いファンを積み重ね、まさしくジャンプっぽくないライト読者層に一気に広まったことで祭りになったのではないかと思っています。
それはこの短編集でもより一層印象強く、絵が上手くないという評価はよく聞きますが僕としては物凄く上手いというわけではありませんしクセが強いとも感じますが、世界観に合っていると思いますので上手いかどうかではなく合うかどうかで評価するなら『ちゃんと合う』絵柄だと思います。
また4作通じて全体的な印象はやはりジャンプっぽくないです。
初見の感じとしては・・・サンデー増刊とかアフタヌーンとか・・・そんな感じですね。
ただ独特な台詞回しや人物描写、少しおかしい人間を描ける筆致はなるほど才能を感じますので、おそらくこの時点でかなりのファンを獲得していたのではないかと思います。
読み切りや短編と連載では構成も違いますし、製作時間の制約などいろんな条件が出てきますので単純に実力を測定はできませんが、僕としてはやっぱり人気作を生みだせる力は元々あったと思いますので、多少アクの強い作品群ですが、現在に続く歴史の1ページ目として御一読をお勧めいたします。
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