トータルで見ればこそ

免許取消軽減ブログ

2020.04.06更新

新型コロナ、
かなり大変なことになってますね。

まだ僕の友人知人で感染したという人はいないのですが、
知り合いの知り合いの知り合いくらいの距離ならかなりいるのではないかと思います。

そして未だに危機感の無い連中がバカ騒ぎをしている様子も報道される一方、
曰く「普通の肺炎でも毎年比べ物にならない位の死者が出る」
曰く「インフルエンザの方がたくさん亡くなってる」
曰く「重傷化する人は免疫力の下がっている人や既往症のある人」

まだまだ沢山ありますが、
要点としてはコロナはそんなに危険ではないのだから騒ぎすぎだということです。

こういう人達はよく
「物事はトータルで考えるべき」と主張します。

しかしトータルで考えるということは、同時にどのくらいまで視野を広げるかという意味でもあり、
単純に死亡原因という意味でいえば自殺者が毎年2万人くらいいるのならコロナ対策よりもカウンセリングに力を入れるべきだなどという人が出てもおかしくないです。

ただ、これこそトータルで考えるならば、コロナの影響で景気が悪化すれば自殺者は増えますし、通常の肺炎やインフルエンザで病院に行こうにもコロナの患者で埋まっていれば診察も遅れがちになるでしょう。
もちろん収入が減って医療費を押さえようとすれば結果的に亡くなる人も増えるはずです。

あるいは交通事故で運び込まれた人がいた場合、即座に命に関わるような人の治療を優先すれば、早期に対処すれば問題ないのに後回しにしたことによって重篤化する場合もあります。

物凄く単純化すれば交通渋滞が起きることによって経済や生活に影響が出るのと同じで【一気に患者数が増える】ことそれ自体が他の病気や疾患、果ては社会現象に至るまで死亡率を高めてしまうことです。

自分は大丈夫などといってる平和ボケの人達は一度『この時期に自分の大切な人が体調不良になっても病院が順番待ちで満足な治療も受けられない状況』だけを考えても、どう行動すべきかの答えは自然に出ると思うのです。

投稿者: 内村特殊法務事務所