格闘技熱が再燃してきているようで、
コロナで観客動員を絞ってたりはしますが興行自体も増えてきますね。
とはいえ構造すれば歪みも出ると言いますか、
新しい選手もたくさん出る一方「これはちょっと・・・」というのも否定できません。
先日も国内最大規模の興行で
不祥事で引退した元力士の選手が試合終了後の加撃、いわゆる『追撃行為』で批判されてますね。
さて、
格闘技に興味の無い人にとってはあまりよく分からない話かもしれませんが、
試合が終了してもその瞬間に止まるわけではなく、レフェリーが割って入るまでは1秒くらいの時間があります。
その間にもう1発か2発程度の攻撃が入ることはあります。
例えば完全に意識が途切れて倒れるまでの間にもう1発入るような感じです。
これは相手が完全に倒れたかが分からないので攻撃を止めないということです。
倒れたと思ってもコンマ何秒で立ち直ってくることもありますから。
僕はこれはある程度仕方ない面もあります。
ちゃんと終わるまでは試合は続行していますし
そもそも『効いたふり』というフェイントも存在します。
しかし完全に試合終了後に敢えて攻撃する選手というのがいます。
上記の元力士もそうで、止めているレフェリーを無視してまでまだ攻撃しようとしていました。
賛否両論というか、まぁほとんどは否なんですが、
中には一部擁護派や肯定派という人たちもいて本人も色々言い訳を出してます。
そして追撃した本人や肯定派の人たちがよく言うのは
熱くなって止められない
命懸けでやってるから仕方ない
格闘技は普通の精神状態ではない
などなどの言い訳ですが、
まず僕は本人の熱くなってるから止められないというのは
基本的に嘘だと思っています。
ただ単に反撃される心配の無い状態の相手だから自分のキャラクターを立たせるためとかいろいろ理由はあるでしょうけど、要はその行動が格好いいと思ってるからやってるというのが最も多い理由だと思います。
また本当に熱くなった自分を止められないなら単に修行が足りません。
武道が何かを止めるために機能するものであるなら自己を律することが修練の到達点のはずで、命懸けだから、普通の状態ではないから、だからこそ平常心を保てるのが武のあるべき姿だと思います。
勝てばいいと主張する人もいますが、そもそも自分に負けています。
そして人間の性格というのは基本的に変わりません。
自己を律するというのは究極的には死ぬまで我慢ができるかという事でもあると思います。
個人的な感想ですが、
この選手はまた不祥事起こすと思っています。
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