はい、2022も平常運転のヤキソバンです。
本日の議題はカップ焼きそばの未来についてです。

ヤキソバン永遠の議題といて『ペヤング原理主義』と【UFO革新主義】の対立構造というのがあるわけですが、実際には両方美味しいので上辺だけのプロレス的ブックが描かれていたわけです。

しかし近年、両方が同じように新機軸として濃厚、あるいはやりすぎ系を打ち出す傾向が強まっているように感じます。
もちろん時期物でありイベントなのですから、美味しいかどうかよりも話題性を重要視するのも伺えます。
ただそれはあくまでにも一発物の通過儀礼であって、レギュラーの中に入れるべきではないとも思っています。

そんな気持ちを感じたのがこちら

45周年プレミアムUFOです。

時期物と言えば確かにそうなんですが、
節目の重要モデルでちょっと・・・と思ってしまったのが最近の【味の濃さの演出にソースの量を増やす】というスタイルです。
焼きそばはソースを食べる料理ですが、同時に麺を食べるものでもあるのですから、麵が完全に負けてしまっているのです。
いわばエンジンの出力を限界以上に高めているのにフレームが追い付いていないような感じです。

こちらもご飯を合わせる食べ方ならおかずとして一級であるとは思うんですが、焼きそば単体で食した際には量で稼いだ濃さは味の角を生んでしまい、真っ直ぐな美味しさと言い切れなくなってしまうのです。

この傾向は焼きそばだけではなくお菓子でも同じでハッピーターンで【ハッピーパウダー〇〇％増し！】で話題をさらったとしても、結局ノーマルが一番美味しかったりするんですよ・・・

僕も50歳を目前にして味覚が変わったのかと思ったこともありましたが、麺類に関しては比較的あっさり系が好みという機軸は変わっていないはずです。

メーカーさんにはもう一度〇〇映えなどに走らない『美味さの本質』を探究して頂きたいものです・・・

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