最近道場に入会したフランス人の女の子がいます。
フランス人の女の子という響きだけでなんだか優しげな美人さんを想像してしまいますね。
・・・まぁ美人は美人なんですが、なかなかに激しめと言いますか、ダイエットなどの一般的な女性会員さんではなく完全に試合志向のガチ勢です(笑)
仕事以外の空き時間はほとんど練習に費やし
いつ行っても居ると感じるほどで、最近数か月の練習量でいえば専業プロ級と言っても過言ではない程でした。
そんな女子格闘家『ローリ・ジェゼケル』の紹介ページはこちら。
http://hidemiyoshi.blogspot.com/2019/06/blog-post_11.html
https://kaikatsu60.com/news/20190607/
そして格闘技の経験としては日本に来る前に1カ月くらい、日本に来てから5カ月くらいと今現在で約半年、最も伸びる時期に凄まじい練習量ですので毎日のように上手く、そして強くなっていました。
外国人は日本人と比べて手抜きをするようなイメージを持っている人もいるかもしれませんが、むしろ誰よりも練習に対して真剣なんじゃないかと思う程で、毎日帰る時には歩くのもフラフラで『全力でやる』という言葉がこれほど合う人もそうはいないでしょう。
そんなローリに降ってきたのがデビュー戦、
プロ興業のオープニングマッチでルールはヘッドギアなどを付けたアマチュアルールとはいえその日の興業に勢いを付けるかどうかの重要な試合です。
頑張ってるのはどこかで通じるもんだなと思って相手の経歴を見てみると・・・
極真空手全日本選手権軽量級準優勝、世界選手権出場、2019/5月にはキックボクシングのルールながら女子ボクシングの世界3階級王者にも勝ってるほどの超強豪・・・しかもルールは相手の専門分野であるキックボクシングで・・・
正直なところ、この話を聞いた時に「なんで受けたの?」って思ったほどでした。
確かに体力もあるし、気持ちも強い、アマチュアルールなので防具もあるしストップも早い、いざとなったらセコンドも早く止めることもできるので、危険かどうかという話なら戦績は凄い相手とはいえこのクラスの女子選手なら壊されるほどの攻撃力のある選手はほぼいませんので、体の危険という意味では問題ありません。
しかしせっかく一生懸命に始めているところに精神的なダメージを負わないかがかなり心配でした。
もちろん最終的には本人の決断ですし、所属しているヒデズキックの三好会長もかなり葛藤はあったようですが、本人の気合を信じて送り出しました。
とはいえ、決まってしまえば周りも開き直るしかなく、技術面でも広げるよりも得意な部分を伸ばすことに注力し、いよいよ当日を迎えます。
入場では結構ノリノリで広い交友関係からか見に来ている友人も多く早速声援が飛び交うものの、リングに入ればちゃんと闘う顔になってました。
そして対戦相手の入場ですが、やはり場慣れしているというか、リラックスしていて強そうです。
試合が始まってもやや硬いローリに対し、藤田選手も速い出入りから的確な攻撃を叩き込み、特にローキックは当てる場所といい重さといい、さすがに空手家という感じです。
しかしローリも負けてません、技術の差を気持ちで埋めるというのはよく聞く言葉ですがローリは正しくそれを実行に移し、藤田選手の攻撃にガードを固めるのではなく更なる反撃をぶつけ、何発かはクリーンヒットも取っています。
1ラウンドでは見てる人もかなりの差を実感したことと思いますが、2ラウンドはちゃんと試合として成立し、むしろ後半には追い込む場面もありました。
そして最終ラウンドもお互いに一歩も引かずに打ち合い判定へ、
試合のネット記事はこちら
https://efight.jp/result_s-20190609_337581?fbclid=IwAR24MOkVQreiO_3-NNUH6I4COSoGDQBspJMAtTX764AJ4i4YzLqtlwBQwWw
結果は残念ながら判定で敗れてしまいましたが、藤田選手の勝利が告げられた瞬間僕の周りの観客グループは「え?ローリの勝ちじゃないの?」とどよめきました。
他にもそういう人は結構いたようで、僕の席からは藤田選手のローキックやそこからのコンビネーションがよく見えなかったせいもありますが、見えた範囲だけで考えたら「ジャッジによってはローリの勝ちになることもあるかも」と感じたことも事実で、試合全体を通して見たら勝ちは厳しいかもですがドローはありうると思いました。
実際の実力差は判定の数字以上に広かったと思いますが、キャリア半年、日本に来たきっかけはオタク文化の研究のためにやってきた交換留学生が時間当たりの限界量&濃度に達する練習と真っ直ぐな気持ちで格闘エリート相手に激闘を演じるというファンタジーを実現させ、お客さんの心に感動をもたらしたわけですよ。
格闘家としての立ち位置なら『アマチュアのデビュー戦』ですが、価値ある試合を演じた格闘家という意味では間違いなく『良い選手』であることは会場にいたお客さんは強く感じた、というか実力でそう感じさせたと言えます。
試合翌日にはもう練習を再開し、セコンド陣や応援してくれたジムメイトの為にお礼のパーティーまで開催する元気さと律義さにはなかなかファンも増えそうな気がします(笑)
ちなみにそんなローリのインスタはこちら↓
https://www.instagram.com/one_punchigirl/?utm_source=ig_embed&fbclid=IwAR1qq4piGQLYVv2nezdwjXAEo7Lg2A643Mp84WlOen3Z45BPSU3ewI26DH8
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