僕はバイクや車が好きなので
よくインプレ記事というのを読みます。

ただ特に最近の傾向としてあまり好きではない書き方が目に付くように感じます。

さて、インプレというのは【インプレッション】の略で乗った感じなどのレポート記事というわけですね。
書くのはモータージャーナリストだったり元レーサーだったり色々ですが、メディアに乗っているという時点で報酬が発生しています。
つまりお仕事ですので当然悪く書くことはできません。

言ってみれば提灯記事ではあるのですが、
良いところをより良く見せるのであればそれは全然ありだと思います。

なので基本的には褒め一辺倒になるんですが、
それをさらに強調しようとしているのか他のバイクと比較するという手法もよく使われます。

しかし最近のバイクはどれも出来が良いので明確に悪いポイントというのはほとんどありません。
するとどうなるのかというと例えば車なら【その車の開発コンセプトとは違う使い道で貶める】ような手法でテーマの車種を持ち上げるわけです。

例えば『低価格帯とはいえ操縦安定性は素晴らしく車体の見切りも良い、特に住宅街のような狭い道での視界の広さは安心感にもつながる、これが例えば世界最高級車の誉れ高いロールスロイスだったらこういう道を走行すること自体が大変なストレスになってしまうし、大柄な車体は死角も増えてしまう。駐車場を探すのも一苦労だ』という感じだが、そもそもロールスロイスはそういう使われ方をするために作られているわけではありません。

どんな商品にだって作り手の思いは詰まっていると思いますし、その思いには同時に目的も含まれているはずです。

そして書き手だって自分の記事にはいろんな思いが詰まってるはずです。
その商品の魅力を高めるために周辺を下げようとするなら結局自分自身の高みはその程度ってことなんですよ。

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